コラム
梅を「作る」「見学する」:大洗の梅体験パーク「Ume Sonare OARAI」と各地の梅体験施設
梅干しの老舗・吉田屋が茨城県大洗町に開いた梅体験パーク「Ume Sonare OARAI」と、京都・鎌倉の「蝶矢」、和歌山・みなべの工場見学施設をまとめました。
梅は「見る」「食べる」だけでなく、「作る」「工場をのぞく」楽しみ方もできます。茨城県大洗町の「Ume Sonare OARAI(梅ソナーレ大洗)」は、梅干しの老舗が開いた梅の体験施設です。ここを中心に、梅の仕込みや工場見学ができる各地の施設をまとめました。料金や営業日は変わることがあるので、出かける前に各施設の公式案内で確かめてください。
Ume Sonare OARAI(茨城県大洗町)
天保元年(1830年)創業の梅干し専門店「吉田屋」が運営し、公式サイトでは「全国初の梅体験パーク」とうたっています。2023年に開業しました。
- 梅酒・梅シロップ作り:梅・砂糖・お酒を選んで、自分だけの1本を仕込みます。公式サイトによると組み合わせは最大125通り。JR東日本の紹介記事(2025年3月更新)では、梅シロップがMサイズ2,200円〜、梅酒がMサイズ2,640円〜、所要約40分、要予約です。
- 梅ドリンク:中庭のキッチンカーで梅ジュースなどを出しています。梅ジュースは8種類のシロップから選べます。
- これから:梅林と、梅干しづくりを見られる工場見学通路は2027年完成予定です(公式サイト)。完成すると、お花見・収穫・剪定など季節ごとの体験もできるようになる予定です。
- 営業:10:00〜17:00(ラストオーダー16:00)、水曜定休。
- 行き方:大洗駅から循環バスで約20分「役場入口」下車、徒歩約5分。車なら水戸大洗ICから約10分。
梅の名所を見るだけなら花の季節に限られますが、梅の仕込みは青梅が出回る初夏が本番です。花の季節に偕楽園を訪ねて、初夏にもう一度大洗で梅を仕込む、という楽しみ方もできます。
ほかにもある、梅を体験できる施設
梅体験専門店「蝶矢」(京都・鎌倉)
梅酒メーカーのチョーヤが開いた、梅シロップ・梅酒づくりの体験店です。京都六角店・鎌倉店・京都三条店の3店があります。
- 予約制。京都六角店と鎌倉店は予約ページで2週間前の0時から受け付け、電話やメールでの予約はできません(公式サイト)。
- 京都三条店は英語を基本にした店で、梅シロップ4,900円・梅酒5,900円、所要1時間(公式サイト)。海外から来た家族や友人を案内するのにも向いています。
- 鎌倉店は鎌倉駅西口から徒歩1分。駐車場はありません。
紀州・みなべ町と田辺市(和歌山県)
梅の生産量日本一の和歌山県、なかでも南部梅林のあるみなべ町と隣の田辺市には、梅干しの工場を見学できる施設が集まっています。
- ぷらむ工房(岩本食品):工場見学は無料・約20分。梅干し作り(9月〜5月)、梅ジャム・梅ジュース作り(7月〜5月)、青梅狩り(6月)の体験があります(農林水産省近畿農政局の体験施設一覧)。
- 紀州梅干館:梅干し工場に併設され、梅干しができるまでの工程を間近で見学できます。入館無料。梅干し・梅酒・梅ジュース作りの体験は前日までの予約制です(GLTJ の施設案内)。
- 紀州梅の里なかた(中田食品):田辺市にある梅干し・梅酒メーカーの本社直売店。公式サイトでは「見学・体験・お買い物」ができる店として案内しています。9:00〜17:00、水曜定休。見学や体験の内容は事前に問い合わせてください。
- 道の駅 みなべうめ振興館:梅の資料館と特産品の売り場がある道の駅。入館無料、9:00〜17:00、火曜定休(2月中は無休)(和歌山県)。
工場は季節や曜日で稼働していないこともあります。製造の様子を見たい場合は、事前に電話で確かめると安心です。
出かける前に
- 梅酒づくりは20歳以上。車で来た人は、作った梅酒を飲むのは帰ってからにしましょう。
- 仕込んだ梅酒や梅シロップは持ち帰って家で寝かせます。ビンは重いので、電車で行くなら袋の用意を。
- 家で仕込むなら、青梅で作る梅シロップや梅酒をもっと楽しむ、四つの飲み方も参考にどうぞ。
- 梅の店や売り場は梅のお店にもまとめています。