レシピ
焼き梅の作り方と食べ方:梅干しを焼くと何が変わる?
梅干しをトースターやフライパンで焼くだけの「焼き梅」。作り方と、お湯を注ぐ梅湯やお茶漬けなどの食べ方、よく聞く「焼くとムメフラールができる」という話がどこまで確かめられているかをまとめました。
梅干しを焼くだけの「焼き梅」。表面に焼き色がついて香ばしくなり、温かいまま食べたり、お湯を注いだりして楽しみます。材料は梅干しだけなので、思い立ったらすぐに作れます。
作り方
どの方法でも、焦げやすいので目を離さないようにします。焼いた梅干しはとても熱くなるので、少し冷ましてから食べてください。
トースターで
- アルミホイルかクッキングシートを敷き、梅干しを並べます。
- 表面に焼き色がつくまで焼きます(目安は5〜10分)。途中で一度裏返すと、むらなく焼けます。
フライパンで
- 油はひかずに、フライパンにクッキングシートを敷いて梅干しをのせます。
- 弱めの中火で、転がしながら全体に焼き色をつけます。
魚焼きグリルや焼き網で
アルミホイルにのせて焼くと、果肉が網にくっつかず、後片づけも楽です。
焼き時間は梅干しの大きさや機器で変わります。はちみつ梅など甘い味付けの梅干しは糖分があるぶん焦げやすいので、短めに様子を見ましょう。
食べ方
- 梅湯:湯のみに焼き梅を入れてお湯を注ぎ、箸で軽くほぐして飲みます。好みで、しょうがや少しのはちみつを加えても。
- お茶漬け:ごはんに焼き梅をのせて、熱いお茶やだしをかけます。
- おにぎり:種を取ってほぐし、具にします。
- 焼酎のお湯割り:グラスに入れて、ほぐしながら飲みます(お酒は20歳になってから)。
「焼くとムメフラールができる」は本当?
焼き梅は、「梅干しを焼くとムメフラールという成分ができる」と紹介されることがよくあります。
ムメフラールは、青梅の果汁を長く煮詰めて作る梅肉エキスから、1999年に日本の研究グループが見つけた成分です。農研機構の資料によると、糖が加熱されてできる成分(HMF)とクエン酸が結びついたもので、食品を加熱する工程で生まれます。ただし、どんな条件でどれだけできるか、食品の中にどのくらいあるかは、まだわからないことが多いとされています。
梅干しを焼いたときにムメフラールがどのくらいできるかを測った研究は、私たちが調べた範囲では見つかりませんでした。 ムメフラールの研究は試験管や動物での結果が中心で、人での効果も確かめられていません。くわしくはムメフラールと血流:研究の現状にまとめています。
焼き梅は、体にいい成分を期待するより、香ばしい味わいを楽しむ食べ方と考えるのがよさそうです。
気をつけること
- 塩分は減りません。 焼いても梅干しの塩分はそのままです。塩分を控えている方は、梅湯にしても1日に何個もとりすぎないようにしましょう。梅干しの塩分の目安は梅干しのラベルの読み方へ。
- 焦げた部分は取り除きましょう。
- 種は割らずに取り除きます(梅の種の中身は食べてもいい?)。
焼き梅に使う梅干しの選び方は、梅干しの種類チャートも参考にしてください。